編者:Keint(副部長)
5/14:
電波祭の実行委員会から、電算部にサーバの管理を任された。
去年度は一人が管理しており、どのようにサーバを構築し、運営したかの記録がまったくない。
友人に聞いてみたところ、これからは電算部に毎年サーバの管理を頼むということらしい。
というわけで、来年度も管理を行うようになった場合も考え、サーバ管理日記のようなものを書くことにした。
大体調べれば事足りるようなことが多いが、参考に少しでもなれば幸いである。
これまでの進捗
- 放送部からサーバをもらった。
- (CPU:CeleronD 3.33GHz,Memory:512MB,HDD:160GB)
- UbuntuServer?が入っていたが、私はFedoraを触っていたのでFedora12を入れようと思った。
- しかし、来年度などの将来のことも考え、サポートが短く、先進的な機能が多いFedora12よりも安定していて堅実なCentOS5.4がふさわしいと判断し、インストールした。
- CentOS5.4をインストール後、電波祭実行委員会の要望を踏まえつつ、それらに必要なソフトウェアをインストールした。
- 電波祭実行委員会によると、サーバは、Webサーバ、ブリーフケース(ファイル共有)、メーリングリストの用途で使うらしい。
- メーリングリスト用のソフトであるMailMan?とメールサーバソフトであるPostfixをインストールした。
- 外部公開をしてほしいとの要望があったが、電算部にはグローバルIPが割り当てられていない。
- 情報工学科の先生と相談したところ、情報工学科のグローバルなネットワークを使わせていただくという方針になった。
- 電算部室に置いたまま、ゲートウェイを経由してあたかもグローバルなネットワークにあると見せかけることも出来る。
- しかし、その場合は学校全体のネットワークを管理している人に相談する必要がある。
- 今日、実行委員会の人がきて、ネットワークに関する交渉を管理者に行うと言われた。
- ネットワークが定まったら、安心してソフトの設定に専念できるが・・・まあソフトの設定が整ってから、そういうことにしてほしいと上のほうは思っているだろうなぁ。
- 当然、外部公開するならセキュリティをしっかりとしておかなければならないといわれたので、検索をしつつ、iptables(ファイアウォール)の設定を行った。
5/20:
実行委員会の方と話をした。高校総体が始まる前に、最低限のWebサーバ環境を整えてほしいとのことだった。
ファイル共有などは後回しでよいと言われたので、そこら辺の設定を今月末は行いたい。
とりあえず、PCを移動しながら情報検索するのはめんどくさいので、ほかの部室のPCからも操作できるようにSSHの設定を行った。(OpenSSHの最新版のソースコードをDLし、rpmパッケージにしたあと、インストールを行った)
5/25:
httpdの設定をしたが、ローカルでWebページの確認を行えなかった・・・
そこら辺の仕組みを見ておき、Webサーバの機能が働くようにしたい。今週末まで間に合うか・・・不安でたまらない。
5/26:
httpdの設定を楽にしてくれるwebminというソフトがあるみたいだが、その設定がうまく出来ず・・・ネットワークは難しいなぁ。
最初は何とかなるだろうと思っていたが、それは甘い思い込みだと言わざるを得ない。
とりあえず、今週末に終わらせるくらいの覚悟で臨みたい
課題もあるので、そこら辺もいろいろと折り合いをつけなければ・・・
5/27:
今日もhttpdの設定で苦戦した。パーミッションの関係でWebPage?がなかなか表示されない。
ローカルネットワーク内でのテストは成功したが、IPアドレス直指定なので、ドメインを適切に設定し、ファイアウォールを適応した上で、設定したディレクトリに置いたHTMLを表示できるようにする。
また、ファイアウォールは設定するためにいったんきったが、この状態では非常に危険が高まるので、適切に設定できるようにする。
うわさによると、うちの設定が遅れていることに対しての批判が出ているみたいなので、これ以上迷惑をかけないように善処したい。
6/29:
一ヶ月たったが、上の方針があいまいでどのようにすればいいかがわからない・・・
とりあえず、ファイアウォールなしでのhttpdの起動は確認と報告した。
また、ほかのレンタルサーバを借りるとの話がもちあがったが、私のほうからもそのほうが信頼性も高く、望みの環境がそろっているだろうといっておいた。
いったいどうなるやら。