電算技術部開発一課

ここはcapの独断でいろんなこと(大体想像付くでしょ?)をやるページです。
09/05/20 秘密裏に活動継続中


更新履歴

09/01/15 誘導モーター原理追加
09/01/11 小ネタ追加
09/01/22 目次追加(自動で目次作れるんだね・・・知らんかった)
09/02/06 テスト終了。内容修正。お知らせ追加。
09/02/22 微妙にお知らせ更新
09/02/23 微妙にお知らせ更新
09/03/03 お知らせ更新

目次


活動

関連項目

電磁投射砲防衛構想?--高圧発生装置やリニア駆動装置の発注元
CASシステム保有機構?--電算開発一課の総力を結集したユーザーインターフェースシステムCASのページ


高電圧研究室 成果報告

リフター

軽量化を試みるも、浮こうとしていることが分かる程度までしか浮力が出ず。
絶縁板に吸い付いて動かないことも。

フライバック高圧発生装置

放電距離からして9kVぐらいしか出ていない。リフターが浮くには20kV必要らしい。
2000pFのコンデンサを追加したことで激しい放電が起こるようになった。
放電でバルサ材や紙が普通に燃えます。

プラズマボール的なやつ

トランスを2つ直列にして出力電圧を高めた高周波高圧発生装置を作成したが、直列にしても単体でも出力電圧が変わらないという謎の現象が発生。
もちろん上手くいかず。

プラズマエネルギー研究(仮称)

試作高電圧発生装置2型改を用いて、1660uFのコンデンサに440Vの電圧を蓄電して、これを一気に細い銅線に流し込んで、爆発の威力を見る実験。
蓄電エネルギーは160.7Jにも達する。
今回は電圧を300Vに制限して実験を行った。蓄電エネルギーは74.70Jで実用最大出力の46.49%である。
結果、尋常でない爆発が観測された。「パン」という鼓膜が破れるのではないかというほどの爆音と目に焼きつく閃光が発生した。
特に、今回は爆発させる銅線の接触によってスイッチを兼用しているため、通常スイッチで失われるエネルギーもすべて爆発につぎ込まれた為、特に大きな爆発となった。 危険なため、これ以上の実験は中止した。

実験機材 諸元

試作高電圧発生装置2型改

プラズマ爆発実験部


誘導電動機に関する研究

誘導電動機とは

回転子に磁石や電磁石を使った直流電動機や同期電動機、直巻・分巻電動機と異なり、回転子は磁性体でない導体だけで作られたもの。固定子の回転磁界によって回転子に誘導電流を発生させ、誘導電流による磁界と固定子の回転磁界の反発・吸引力で回転する。交流でのみ動作する。
利点は、構造が簡単で、整流子が無いので長寿命、保守が簡単であること。
欠点は、回転させるために三相交流か位相が90°違う2つの交流が必要。単相で回転させるためにはコンデンサを用いなければならない。

理論

3相と単相のがあるけど、簡単な単相誘導電動機について。簡単のため、回転子から生じた磁束はコイルに影響を与えないと仮定。
導体でできた回転子の周りに、90度の角度をあけて2組のコイルが置いてある。(別に90°じゃなくてもいい。)

誘導モーター.PNG

で、コイルA,Bに図1,図3のような位相の90度異なる電流を流す。すると、電流に比例した磁束が発生する。

誘導グラフ.PNG

すると、コイルAの直下の回転子A地点には図2のような電流が、コイルB直下の回転子B地点には図4のような電流が流れる。(コイルに生じる起電力は-(磁束の微分)である。導体に変化する磁束を与えると、コイルと同じく起電力が生じるが、インダクタンスが小さいため起電力とほぼ同位相の電流が流れる。)
で、コイルAと回転子A地点は、それぞれから発生する磁束の位相が90度ずれているので、吸引と反発を繰り返す(図5のような感じ、コイルBと回転子B地点)。
一方、コイルBと回転子A地点は、磁束の位相が同じなので、図6のように強弱が変化するものの吸引しあう。また、コイルAと回転子B地点は、磁束の位相が180度違うので、反発しあう。
結果的に、回転子は右回転する。

予備実験

アラゴの円盤みたいな実験をやってみたが、ほとんど動かず。
やっぱ相当強力な電磁石を作らないと無理っぽい…。


単極モーターに関する研究開発

注意:capの物理の知識は浅いので、間違ったことを書いている可能性もあります。
参考ページ:単極モーター
↑こんなものすごく気になるものを発見したので、実際に作ってみる予定。(このページを作った理由だったりする)
誰か電磁気と力学に詳しい人、理論を説明してくれ…(どこが不思議か分からない人は諦めてくれ。)

何が不思議なのか

分からんなら諦めろとか言っておきながら、説明。
普通、物体は作用と反作用があって動く。車輪は地面を蹴ってその反作用で前に進むし、ジェットエンジンは排気の反動が推進力となる。モーターも磁石と回転子の間で押したり引いたりして動いている。
ところが、単極モーターはどこかを押したり引いたりして回転している訳ではない。周囲に何も無くても回転してしまう。そこが不思議ということ。

振り子式でやってみた(08/12/24)

上の参考ページでは動かないと書いてある振り子式。でもフレミングの法則だけでいったら動きそう…(だけっていうのはかなり問題あると思うが)。
10分ぐらいでてきとーに作ってみた。
furiko.jpg 写真じゃ分かりにくい…。
単純に言うと、磁石は銅線を挟んでて、その挟んだ銅線で磁石が水平に吊り下げられている状態。
これに大電流を流す。それも破壊的な大電流を。
こんな仮配線だと2秒ぐらいで煙が出る。こわっ。
んで、結果はと言うと、ごくわずかに揺れる
これが例の単極モーターとかの原理で動いてるのか何なのかは不明(多分違う)。
単に大電流によるジュール熱で金属が変形して動いてる可能性もあるし、電流や磁界のバランスの違いとかで動いてる可能性が高い。

ちなみに、振り子を銅線だけにして、磁石を下に置くと、理科や電磁気のフレミングの法則の問題でよく見かけるやつになる。これだと普通に振り子が動く。

単極モーターやってみた(08/12/24-25)

上の参考ページはガッチリとした構造で作っているが、面倒なので、とあるページの簡単な構造をパクった。
homopole.jpg回る回る
銅線の接触している部分がネオジウム磁石(らしきもの)。その上は尖った木ネジで、さらにその上のネジに磁力でぶら下がっている。磁石の下は錘としてのネジで、そのさらに下とは接触していない。
電流は上のネジからネオジウム磁石に接触した銅線へ流れる。
上手く調整すると結構な勢いで回る。だが、上の木ネジの接点がすぐにジュール熱で焼けて止まってしまう。
トルクはものすごく弱く、重心がずれたり銅線の接触による抵抗が大きいと止まってしまう。
このモーターの反作用の問題は、やはり電流の流れる経路に反力が掛かっているという説明だと納得できるが、参考ページのリニア単極モーターは説明できない。
ちなみに、一仕事終えた後のクリスマスケーキは旨い。

次はリニア単極モーターだが…(08/12/26)

どうやって作るか非常に問題。摩擦が非常に少ないスライド機構を作る必要があるし、接点の銅が溶けるほどの大電流を流さないと動かないらしいし…。
めんどくさっ。

単極リニアレールガン

リニア単極モーターを高圧コンデンサで駆動する計画。
通常のレールガンと違い、磁石をレール上に並べる必要がない。
難点は弾丸として磁石が必要なこと(重くなる)。
………多分ちょっとしか動かないだろうな…。
今のところ実験予定なし。

原理を紐解くかもしれないメモ


ご意見

最後なので細かい質問でも受付中。お気軽にどうぞ~。



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